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岡山自主夜間中 環境充実へCF 教室改装、備品購入費追い付かず

岡山自主夜間中学校の教室。授業日を週3日に増やした一方で、教材を段ボール箱に収納するなど環境整備が追い付いていない
岡山自主夜間中学校の教室。授業日を週3日に増やした一方で、教材を段ボール箱に収納するなど環境整備が追い付いていない
 学び直しを望む人たちに元教師らのボランティアが勉強を教える「岡山自主夜間中学校」(岡山市北区表町)は今月から、授業を月曜にも始め、水、土曜の週3日体制に拡充した。4月に常設教室を構えたのを機に希望者のニーズに応えた形だが、一方で、運営費はスタッフの会費や支援者の寄付で賄うため、教室の改装費や備品購入費が追い付かず、資金の一部をクラウドファンディング(CF)で募っている。

 教室はこれまで授業のたびに会議室を借りていたが、中之町商店街にあるビルの3階(約230平方メートル)を賃借して専用スペースを確保。開設の際はスタッフや生徒が自ら壁を塗装するなど作業に取り組んだものの、改装費は500万円以上かかった。本棚やカーテン、椅子といった備品もまだ不十分で、教材は床に置いた段ボール箱に収納している。

 そのため、山陽新聞社や中国銀行などが運営するCFサービス「晴れ!フレ!岡山」を利用し、250万円を目標に7月12日まで協力を呼び掛ける。寄付額に応じ、同商店街で使える商品券などを贈る。

 運営する一般社団法人「岡山に夜間中学校をつくる会」の城之内庸仁理事長は「学びに関するセーフティーネットの役割を果たすと同時に、地域交流の拠点として商店街の活性化にもつなげたい。ぜひ協力をお願いできれば」と話す。詳細や支援は専用サイト(https://readyfor.jp/projects/87336)。

 自主夜間中学校は2017年にスタート。戦後の混乱や不登校で義務教育を十分に受けられなかった人、外国人らを無償で受け入れ、現在の登録生徒数は約270人。

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