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コロナ禍 8月授業の小中学校は… 岡山県内、感染防ぎ熱中症対策も

熱中症対策で教員に見守られながら下校する山陽小の児童=4日(写真の一部を加工しています)
熱中症対策で教員に見守られながら下校する山陽小の児童=4日(写真の一部を加工しています)
 新型コロナウイルスの影響で、8月も授業を行う県内の小中学校では感染予防だけでなく、猛暑の中で熱中症対策にも気を配らなくてはならず、教員らが対応に追われる。夏休み短縮の中で2学期の授業に支障が出ないようにと、新たに臨時スタッフを配置するなど、負担軽減に向けた取り組みも出てきた。

 「体調は大丈夫ですか。水分もきちんと取ってね」

 赤磐市立山陽小(同市上市)で4日午後、女性指導教諭が下校時間に合わせて学校周辺の通学路で児童に声をかけていた。もしもに備えて経口補水液や保冷剤などが入ったバッグも準備している。

 同市の市立全17小中は、休校による学習の遅れを取り戻すために夏休みを8~23日に短縮。猛暑の8月に授業を続けるのは異例だけに、同小では熱中症対策として毎日の下校時に教員が周辺の5カ所で交代しながら見守り活動を続けている。

 コロナ禍では、児童が頻繁に触れる教室やトイレなどを放課後に毎日消毒し、朝の児童の健康観察といった感染対策も日課となった。7月下旬に市内の児童の感染が確認されたことで緊張感がより高まっており、坪井秀樹校長は「負担感は少なくしたいが、どれも必要な作業で悩ましい」と話す。

 子どもたちが学校にいない夏休みは、本来なら教員が研修などで自己研さんに励む期間だが、短縮によりそれも難しくなりそうだ。

 市立全129小中の夏休みを1~25日に短縮した岡山市。山南中(同市東区北幸田)は現在も、今春の臨時休校による指導計画の練り直しで例年以上に授業準備に時間が取られ、「追加でプリントを用意するなど、これまでのやり方では対応できない面もある。秋以降は延期した学校行事もあり、例年と違うスケジュールで考えるべきことは多い」という。

 負担軽減のため、県教委は、地域住民らが小中学校でプリントコピーなどの雑務に当たる「教師業務アシスタント」の配置校を新たに49校で順次追加しているほか、既に置いている164校のうち116校でアシスタントの滞在時間を増やす。

 玉野市教委は、市立小中高校の消毒などに当たる臨時のサポートスタッフの選考を進めており、9月から約30人が作業を始める予定だ。

東備

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