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コロナ禍の演奏家に発表の場を 福山音楽祭実行委、会場も募る

発表会で伸びやかな歌声を披露する遠藤さん(右)とピアノの野島さん
発表会で伸びやかな歌声を披露する遠藤さん(右)とピアノの野島さん
 福山市などでつくる「ばらのまち福山国際音楽祭」の実行委員会は、新型コロナウイルスの影響で出演の機会が失われた地元のプロの音楽家に演奏の場を提供する取り組みを8月から始める。病院や福祉施設など会場も募り、ミニコンサートをセット。音楽家と、コロナ禍で懸命に働く人たち双方を応援する。

 計画では、音楽家と会場をそれぞれ募集しマッチング。1回20~30分の演奏会を3月末までに20回程度開く。観客は会場提供施設で働く人で、費用負担はない。音楽家には出演料を支払う。演奏会の模様は実行委のフェイスブックなどでも動画配信し、一般市民にも楽しんでもらう。

 28日夕に、ふくやま美術館(西町)前で事業の発表会があり、実行委の作田忠司委員長が「こんな時にこそ人々を勇気付けるのが音楽の力」とあいさつ。声楽家遠藤美和さん、ピアニスト野島香菜さん=いずれも(29)、市在住=がショパンなど3曲をデモンストレーション演奏した。

 事業で各会場の司会を担当する遠藤さんは「コロナ禍で頑張っている方々の癒しになれば」、野島さんは「発表の機会をもらうことで、音楽家も成長のきっかけになると思う」と話した。

 今年5月に予定されていた第3回「ばらのまち福山国際音楽祭」も新型コロナの影響を受け中止となっている。

 ■応募要項

 音楽家は、過去2年間に出演料を得ての演奏会に出たか有料コンサートを開催した実績がある市在住者。共演者も1人帯同できる。ジャンルは不問。著作権切れの曲を1曲以上(3分以上)演奏する。募集は20組程度。

 会場の応募条件は医療、福祉、保育、清掃などの施設。観覧は施設従業員が対象。費用負担はないが、電源は演奏家らに提供する。募集は20会場程度。

 応募締め切りは音楽家が8月4日、会場が同11日。多数の場合は抽選。同音楽祭や市文化振興課ホームページ内の入力フォームなどから申し込む。問い合わせは同課(084―928―1117)。

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