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岡山市長 「夜の街」検査を調整 事態悪化なら休業要請も 知事示唆

県内2例目のクラスター発生などについて説明する大森岡山市長(左)と新たなクラスター発生に対し臨時記者会見をする伊原木知事
県内2例目のクラスター発生などについて説明する大森岡山市長(左)と新たなクラスター発生に対し臨時記者会見をする伊原木知事
 岡山県内で25日、新型コロナウイルスの感染が急拡大した。これまでで最多となる10人の陽性が判明。2例目のクラスター(感染者集団)が発生した岡山市の大森雅夫市長は「市中に感染が広がる恐れを否定できない状況」との認識を示した。伊原木隆太知事はキャバクラやホストクラブへの出入りを極力控えるよう県民に要請し、事態が悪化した場合は休業要請などより強い措置に踏み切る可能性を示唆した。

 大森市長は記者会見で、クラスター発生店舗が業種別ガイドラインで定める感染防止策を十分に講じていなかったと指摘。「夜の街の店に対する検査を行う方向で県や県警と調整している」と明らかにした。市によると、接待を伴う飲食店などに出向き、感染防止策を直接指導することを想定しているという。

 岡山市はクラスター1例目では店名を伏せたが、今回は公表に転じた。大森市長は「利用者と連絡を取るのが困難で、自ら申し出てもらうことが必要と判断した」と理由を説明。今月5~22日の利用客は受診相談センター(086―803―1360)に連絡するよう求めている。

 一方、伊原木知事も緊急記者会見に臨み、接待しながら飲酒する同業種での感染が各地で広がっていることから「店舗がガイドラインを守っていない、守っていても有効ではない可能性がある」と指摘。事態がさらに切迫した場合の対応では「(新型コロナ特別措置法に基づく)休業要請を出すことがあってもおかしくない」とした。

 知事はまた、この1週間の感染確認が22人に上っている状況に対し「第2波の可能性が十分あるとして行動すべきだ」と危機感を強調。ただ、県民の行動制限強化に関しては、感染防止と社会経済活動の両立を図る観点から「非常に悩ましい」と述べた。

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