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矢掛高など3校の生徒 再会願う 豪雨機に交流もコロナで一時中断

交流会の資料を見返し、再会を待ち望む矢掛高の生徒ら
交流会の資料を見返し、再会を待ち望む矢掛高の生徒ら
 2018年7月の西日本豪雨を機に、岡山県矢掛町矢掛の矢掛高と大阪府高槻市の芥川高、宮城県丸森町の伊具高の生徒が交流を続けている。水害や地震といった互いの被災経験を共有し、自分たちができる活動を話し合ってきた。現在は新型コロナウイルスの影響で一時中断しているが、生徒たちは収束後の再会を待ち望んでいる。

 矢掛高は西日本豪雨、芥川高は大阪府北部地震(18年6月)、伊具高は台風19号(19年10月)を経験した生徒が通う。

 交流が始まったのは19年2月。慈善コンサートで募った義援金を被災地などへ毎年寄付している芥川高は、同年の支援先を矢掛高に決め、同高の一部生徒の自宅がある倉敷市真備町地区を視察。その際に被災した生徒が現地を案内した。同年8月には、芥川高の和太鼓部が矢掛町内で復興コンサートを開いた。

 翌年は矢掛高の生徒が「支援する側として一緒に活動したい」と芥川高に打診した。伊具高を支援先に決め、今年2月に矢掛町で3高の生徒計10人による交流会が実現。生徒たちは互いの被災体験を発表した後、今後取り組む活動として、災害を風化させないため各高の文化祭で体験を語ったり、避難所生活などで困ったことをSNSで発信したりする案を出し合った。

 今春、矢掛高の生徒が丸森町でボランティア活動をする計画もあったが、コロナ禍で白紙となった。同高3年三浦梨紗さん(17)は「被災者同士で情報交換できるなど交流会は貴重。また顔を合わせていろいろな話をしたい」と早期の収束を願う。

井笠

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