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井笠地域で大半の小中再開 3密や感染防止へ“新生活”

増便された大型バスで登校する美星小児童。座席の間隔を空けて座っている
増便された大型バスで登校する美星小児童。座席の間隔を空けて座っている
非接触型の体温計で検温してもらう矢掛小児童
非接触型の体温計で検温してもらう矢掛小児童
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で臨時休校していた井笠地域の大半の公立小中学校などが25日、約1カ月ぶりに再開された。各校では子どもたちの元気な声が響いたが、人と人との距離確保といった「新しい生活様式」に配慮し、スクールバスを増便して1台の乗車人数を減らしたり、非接触式の体温計で検温したりする動きも見られた。

 井原市では市立の全19小中高校で再開。このうち美星小(同市美星町西水砂、児童数102人)では密集や密接を避けるため、5路線あるスクールバスのうち最も利用者の多い「大倉・宇頭・宇戸谷線」で、通常の中型に大型バスを加えた2台で送迎した。

 大型バスには午前7時50分ごろ、小宇内(こうない)地区から6人が乗り込んだ。児童は隣り合わないよう決められた座席に着き、学校までの15分間を静かに過ごした。

 同路線では当面の間、登校時と一斉下校を行う毎週水曜日の下校時に2台で運行する。同市教委は「児童の安全確保に努めながら学校運営を進めたい」としている。

 矢掛町では町立の全8小中学校で再開し、176人が通う矢掛小(同町矢掛)では午前7時40分ごろからマスクを着用した子どもたちが次々と登校。出迎えた岡野浩美校長らと元気良くあいさつを交わした。各教室には非接触型の体温計が配備され、自宅での検温を忘れたり、体温が少し高かったりした児童を対象に計測した。

 5年A組の教室では、担任の山崎隆志教諭が休み時間後や給食前に手指消毒をするなど新型コロナ感染対策のチェック項目を紹介し、徹底を呼び掛けた。同組の佐伯源太君は「友達と一緒に勉強したり、遊んだりできるのがうれしい。手洗いやうがいなどもしっかりとしたい」と笑顔だった。

 各市町の公立小中学校などは笠岡、井原市、里庄町で4月20日から、矢掛町は同21日から臨時休校していたが、国の緊急事態宣言が県で解除されたことなどを受け、再開した。浅口市は一足早く5月21日に再開している。

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