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パック型洗剤、誤飲事故は減らず 子どもや高齢者、命の危険も

 洗濯用パック型液体洗剤を幼児が手にする様子(消費者庁と国民生活センター提供)
 洗濯用パック型液体洗剤を幼児が手にする様子(消費者庁と国民生活センター提供)
 洗濯用の液体入りパック型洗剤を、子どもや認知症の高齢者が口に入れてしまう事故が絶えず、命の危険につながるようなケースも起きている。国民生活センターは2015年に注意喚起をしたが誤飲はなくならず、家では「不用意に触ってしまう人の手の届く場所に置かないように」と呼びかけ、事業者に対しても「啓発を含めたより一層の安全対策を」と要望している。

 センターと消費者庁が共同で運営している医療機関ネットワークによると、15年の注意喚起から昨年末までの間、パック型洗剤とみられる誤飲などの事故報告は26件。特に3歳以下の子どもが多かった。成人では全て70歳以上の高齢者だった。

(2024年05月16日 12時45分 更新)

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