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宝塚歌劇団「全力で改革に取り組んでおります」具体的な進捗を報告 アドバイザリーボードも設置

宝塚大劇場 (C)ORICON NewS inc.
宝塚大劇場 (C)ORICON NewS inc.
 宝塚歌劇団は14日、劇団公式サイトで「改革の取組」の進捗について報告した。

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 阪急阪神ホールディングス、阪急電鉄、宝塚歌劇団が連携して「劇団員をはじめ宝塚歌劇の運営に携わる全ての関係者が、安心してより良い舞台づくりに専念できる環境の整備を進め、宝塚歌劇を新しい時代に相応しい形へと発展させるべく、全力で改革に取り組んでおります」と発表。

 具体的に「興行計画の見直し(興行数・公演回数の削減)」「組織的なマネジメントやサポートを強化するための体制・システムの整備」「劇団員および関係者の意識改革・行動変容を促す取組」の詳細を別紙にまとめ、項目ごとに「実施済」などと記した

 また、外部有識者で構成される「アドバイザリーボード」を4月1日付で設置したと明らかにし、「改革の内容について、専門的知見から助言をいただき、今後の劇団運営、改革の推進に生かしてまいります」と説明した。第1回アドバイザリーボードは、4月25日に開かれたという。

 「グループとしてのガバナンス強化に向けた取組」では、「阪急阪神HDにおいては、上記の取組を着実にサポートするとともに、並行して、劇団の特性を踏まえる形で劇団に対するガバナンスの実効性を高めてまいります」、「また、グループ全体において、『一人ひとりの活躍』に向けた取組のさらなる推進や、リスク管理体制の強化を進め、ガバナンスを一層充実させてまいります」とつづった。

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(2024年05月14日 15時16分 更新)

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