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ロシア、ウクライナ東部領に進軍 攻勢を強化、住民死傷

 ウクライナ東部ハリコフで、ロシア軍のミサイル攻撃を受けた住宅=10日(ゲッティ=共同)
 ウクライナ東部ハリコフで、ロシア軍のミサイル攻撃を受けた住宅=10日(ゲッティ=共同)
 ウクライナ・キーウ、ハリコフ州ハリコフ、ボルチャンスク
 ウクライナ・キーウ、ハリコフ州ハリコフ、ボルチャンスク
 【キーウ共同】ウクライナ軍の情報筋は10日、ロシア国境に接する東部ハリコフ州で同日朝からロシア軍が攻勢を強め、ウクライナ領内に約1キロ進軍したと明らかにした。州知事によると、州北部ボルチャンスクで砲撃により住民1人が死亡し複数が負傷。10日午後も戦闘が続いた。情報筋は、ロシア軍が自国領内への砲撃を減らすため国境から約10キロの範囲に緩衝地帯を設けようとしているとの見方を示した。

 ロシアが進軍したのはボルチャンスク周辺。ボルチャンスクでは住民の避難が始まった。ロシア軍は3月ごろから同州への攻撃を激化させており、ウクライナ側は防衛拠点の構築を急いでいた。

(2024年05月10日 22時10分 更新)

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