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クジラ処理費調査勧告へ、大阪市 見積額の2倍以上、不要支出疑い

 2023年1月、海中に沈めるため、作業船で運ばれるマッコウクジラの死骸=紀伊半島沖
 2023年1月、海中に沈めるため、作業船で運ばれるマッコウクジラの死骸=紀伊半島沖
 昨年1月に大阪湾で死んだクジラの処理費用が大阪市の当初見積額の2倍以上に膨らんだ問題で、市監査委員が26日に横山英幸市長に対して契約の詳細な調査をするよう勧告することが、関係者への取材で分かった。不要な支出の疑いがあるためとしている。市民グループが今年2月、不当に高額だとして住民監査請求していた。

 クジラは昨年1月に淀川河口付近で見つかり、「淀ちゃん」と呼ばれ注目を集めた。死骸は市と契約した市内の海運業者の船で沖合に運ばれ沈められた。

 市は当初見積額を約3700万円と算出していたが、クジラ処理に対する補助金申請のための仮の試算だったとし業者との交渉を経て、昨年3月に8019万円で契約した。

(2024年04月26日 12時11分 更新)

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