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迫力ある「陶彫」怪物や虎50点 津山で県北初の作品展

陶芸と彫刻を融合させた陶彫作品が並ぶ会場
陶芸と彫刻を融合させた陶彫作品が並ぶ会場
 陶芸と彫刻を融合させた「陶彫」を手がける日本陶彫会と瀬戸内想彫会の作品展が、津山市東一宮のM&Y記念館で開かれている。動物や人物をかたどった迫力ある造形作品が来場者を楽しませている。5月5日まで。

 陶彫会副会長で備前焼作家の木村玉舟さん(71)=備前市=ら計11人が、備前焼を中心に約50点を出品。蛇の髪を持つという怪物「メデューサ」をイメージした作品は、目を閉じた女性の頭から生える蛇を一匹一匹丁寧に作り込む。力強い筋肉や青い目が印象的な白備前の虎や、津山市の伝説にちなんだキュウリを手にしたかっぱも目を引く。

 作品展は岡山県北での開催は初めて。木村さんは「作り手の個性が出て生き生きとした一点ものばかり。器だけではない備前焼の魅力に触れてみてほしい」と呼びかけている。

 無料。午前10時~午後4時半。水、木曜休館。問い合わせは同館(0868―27―3239)。

(2024年04月25日 16時51分 更新)

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