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とっとり・おかやま新橋館刷新 販売品1.3倍 多目的スペースも

25日にリニューアルオープンする「とっとり・おかやま新橋館」のイメージ。岡山、鳥取県の多彩な商品をそろえる
25日にリニューアルオープンする「とっとり・おかやま新橋館」のイメージ。岡山、鳥取県の多彩な商品をそろえる
 岡山、鳥取県が共同で開設しているアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」(東京・港区)が25日にリニューアルオープンする。両県の特産品や雑貨といった販売品は従来の1・3倍に当たる約2500種類をそろえ、両県の事業者が営業・商談拠点に使える多目的スペースを新設。9月に開設10年を迎える新橋館のリニューアルは2019年以来2度目で、25日からは来館者に特典を贈るフェアをスタートさせ、施設をPRする。

 新橋館はビル1、2階の延べ約941平方メートル。物販は商品棚を増設して地元の銘菓や調味料、藍染めの洋服などを加え、季節の商品や地域ブランド品を定期的に入れ替えるコーナーも設ける。24年度から両県に店舗を持つ天満屋(岡山市)が委託を受けて物販部門を運営し、特産品の知識や生産者とのネットワークを生かして品ぞろえを充実させる。

 多目的スペースは無線LAN・Wi―Fi(ワイファイ)が使える会議室4室を備え、両県の事業者らを対象に会員制で運営する。この他、ご当地グルメを味わえる飲食店には、観光名所の映像を流す大型モニターを整備。移住・就職の相談コーナーや催事スペースは引き続き設ける。

 25日は両県知事やフィギュアスケート元世界王者の高橋大輔さん=倉敷市出身=らが出席するセレモニーを開き、29日までの期間限定でフェアをスタート。来館者への和菓子プレゼントや商品券が当たる抽選会を行う。

 ショップは14年9月に開設し、22年度に売上額が初めて4億円を突破。岡山県マーケティング推進室は「開設10年目となり、認知度は確実に高まっている。総合的な拠点として一層利用されるよう、刷新したショップの魅力発信に努めたい」とする。

(2024年04月23日 20時03分 更新)

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