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声そろえカッターこぎ 沖合へ 県渋川青年の家で海事研修始まる

春がすみに浮かぶ瀬戸大橋を背に、力を合わせカッターをこぐ児童たち
春がすみに浮かぶ瀬戸大橋を背に、力を合わせカッターをこぐ児童たち
 春の海うららか―。岡山県渋川青年の家(玉野市渋川)で22日、2024年度の海事研修が始まった。児童らはカッターに乗り込み、春がすみに瀬戸大橋が浮かぶ沖合へこぎ出した。

 玉野市の最高気温は21・9度。潮風が爽やかな渋川海岸に倉敷市立味野小、万寿東小の5年生計139人が集った。ライフジャケットを着けてカッター5艇に分乗。昨年まで新型コロナウイルス禍で出せなかったかけ声が今年は解禁され、「よーいしょ!」と大きな声をそろえ、約3キロのコースをこぎきった。

 万寿東小の男子児童(10)は「重いオールをこぐのは難しかったけど、力を合わせるとあっという間に岸に着いた。風が気持ちよくて、もっと乗っていたかった」と話した。

 海事研修は11月13日まで。県内外の小学校、特別支援学校303校から約1万6600人が訪れる予定。

(2024年04月22日 20時14分 更新)

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