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輸入小麦0・6%引き下げ 4月から、米国産豊作で

 収穫前の小麦畑=2月、インド・ボパール郊外(ゲッティ=共同)
 収穫前の小麦畑=2月、インド・ボパール郊外(ゲッティ=共同)
 農林水産省は7日、国が輸入して製粉会社などに売り渡す小麦(主要5銘柄)の2024年4月期(4~9月)の平均価格を、23年10月期(23年10月~24年3月)と比べて0・6%引き下げ、1トンあたり6万7810円とすると発表した。引き下げは2期連続。米国産小麦が豊作だったことや、ロシア産小麦の輸出増加などにより、国際相場が前期に比べ下がったため。

 ただ、円安の影響で国際相場の下落分が相殺され、売り渡し価格の下げ幅はわずかとなった。

 ロシアのウクライナ侵攻を受けて22年に国際価格が急騰し、政府は物価高対策で22年10月期と23年4月期の売り渡し価格を抑えた。

(2024年03月07日 16時56分 更新)

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