山陽新聞デジタル|さんデジ

ゼレンスキー氏の近くに攻撃 ロシア軍ミサイル、5人死亡

 ギリシャのミツォタキス首相(左)と握手するウクライナのゼレンスキー大統領=6日、オデッサ(ロイター=共同)
 ギリシャのミツォタキス首相(左)と握手するウクライナのゼレンスキー大統領=6日、オデッサ(ロイター=共同)
 ウクライナのゼレンスキー大統領(ゲッティ=共同)
 ウクライナのゼレンスキー大統領(ゲッティ=共同)
 【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領が訪れていた南部オデッサ港周辺で6日、ロシア軍によるミサイル攻撃があり、ウクライナメディアによると、5人が死亡した。ギリシャのミツォタキス首相と会談するため訪問していたゼレンスキー氏は、攻撃による爆発を目撃したという。両首脳は無事だった。

 ギリシャメディアによると、ギリシャ訪問団がいた場所から約200メートルの地点で爆発が起きた。ミツォタキス氏はゼレンスキー氏との記者会見で、オデッサ港で空襲警報と爆発音を聞いたと説明。「ここで本当の戦争が起きていると思い知らされた」と述べた。

 ロシア国防省は6日、ウクライナ軍が無人艇による攻撃を準備していたためオデッサの港湾地区にある格納庫を精密誘導ミサイルで攻撃し、目標を破壊したと発表した。

 ゼレンスキー氏とミツォタキス氏は、2日の無人機攻撃で乳幼児を含む12人が死亡したオデッサの集合住宅を視察し、犠牲者を追悼した。

 ゼレンスキー氏は記者会見で、ギリシャとの間で安全保障に関する2国間協定の交渉を始めたと明らかにした。

(2024年03月07日 04時17分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ