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ロシア、中国と共同で月に原発 約10年後の実現目指す

 国際フォーラムに出席するロシア国営宇宙開発企業ロスコスモスのボリソフ社長=5日、ロシア南部クラスノダール地方(タス=共同)
 国際フォーラムに出席するロシア国営宇宙開発企業ロスコスモスのボリソフ社長=5日、ロシア南部クラスノダール地方(タス=共同)
 北京市内のロシア関連施設に掲げられているロシア(左)と中国の国旗=2023年3月
 北京市内のロシア関連施設に掲げられているロシア(左)と中国の国旗=2023年3月
 ロシア国営宇宙開発企業ロスコスモスのボリソフ社長は5日、中国と共同で2033~35年ごろに月に原子力エネルギー供給施設を設置する構想を「真剣に検討している」と述べた。ロシア通信などが伝えた。月面で原子力発電を行う計画とみられる。

 ロシア南部ソチで開かれている若者の国際フォーラムでボリソフ氏は、月での1日の長さは地球の約27日分に匹敵し、うち半分は太陽が昇らないと指摘。太陽電池では必要なエネルギーが賄えないと説明した。

 同時に、宇宙への核兵器配備に反対するロシアの立場は変わらないとも強調した。

 中国は、30年までに中国人による初めての月面着陸を目指している。(共同)

(2024年03月06日 10時56分 更新)

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