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元入所者に200万円借金 長島愛生園、男性職員を減給処分

長島愛生園
長島愛生園
 国立ハンセン病療養所・長島愛生園(瀬戸内市邑久町虫明)は5日、元入所者に計200万円の借金をしたとして、看護助手の60代男性職員を同日付で減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にしたと発表した。

 愛生園によると、看護助手は2010年3~6月、5回にわたって現金を借りていた。元入所者が昨年秋に亡くなり、園内の自宅を整理したところ、貸し借りを示すメモが見つかった。看護助手は借金について認めており、10年12月までに全額を返却したという。

 愛生園は「職員に公務員倫理や法令順守の徹底を図る」とコメントしている。

(2024年03月05日 20時11分 更新)

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