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予算案、午後に衆院通過へ 首相「震災復興に関わる内容」

 会談に臨む自民党の浜田国対委員長(中央右)と立憲民主党の安住国対委員長(同左)ら=2日午後、国会
 会談に臨む自民党の浜田国対委員長(中央右)と立憲民主党の安住国対委員長(同左)ら=2日午後、国会
 衆院予算委の集中審議に臨む岸田首相=2日午前
 衆院予算委の集中審議に臨む岸田首相=2日午前
 衆院予算委の集中審議で質問する立憲民主党の江田憲司氏=2日午前
 衆院予算委の集中審議で質問する立憲民主党の江田憲司氏=2日午前
 岸田首相は2日の衆院予算委員会で、2024年度予算案を巡り「能登半島地震の復興や国民生活に深く関わる内容が含まれている」と述べ、早期成立の重要性を強調した。野党は自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件の実態解明を要求した。与党は午後に締めくくり質疑を行った上で予算案を可決する方針。午後の衆院本会議で可決し、参院に送付される見通しだ。予算案は憲法の規定により2日中に参院に送付されれば23年度内の成立が確実となる。

 予算案の採決日程を巡り与野党の駆け引きが1日深夜まで続いた影響で、予算委は異例となる土曜日の集中審議を実施。首相は「全国の自治体で予算が成立しない場合を想定した備えをする必要がないよう、年度内成立が確実になることが重要だ」と訴えた。

 立憲民主党の江田氏は、与党が1日に採決に踏み切ろうとしたとして「強く抗議する。首相が強硬路線を指示したのか」と追及。首相は「何か直接指示したことはない」とした。

 首相は裏金事件を巡り「信頼回復の道のりは決して簡単ではないと覚悟している」と強調した。

(2024年03月02日 13時29分 更新)

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