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小型ロケット打ち上げ、9日午前 和歌山、国内初の民間発射場

 スペースワンの小型ロケット「カイロス」が軌道上を飛行するCG(同社提供)
 スペースワンの小型ロケット「カイロス」が軌道上を飛行するCG(同社提供)
 宇宙事業会社スペースワンは1日、日本初の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」(和歌山県串本町)での小型ロケット打ち上げを、9日午前11時~正午ごろに実施すると明らかにした。

 打ち上げるのは、全長18メートルの小型ロケット「カイロス」。民間が所有する発射場からの打ち上げは国内で初めて。今回は政府の情報収集衛星の機能を一部代替する小型衛星を搭載する。軌道投入に成功すれば、民間ではこちらも初となる。

 スペースワンは小型衛星を臨機応変に宇宙に送り届ける「宇宙宅配便」の事業化を目指しており、2020年代半ばには年間20機の打ち上げを目標としている。

(2024年03月01日 16時24分 更新)

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