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ウクライナの子に書道の授業 大津から書家・大崎さん

 戦禍が続くウクライナ西部リビウの学校の子どもたちに、書家の大崎雨萩さんが大津市内から書道のオンライン授業を実施した。書道には心を落ち着かせる効果があるとされることから、この学校とつながりのある滋賀大産学公連携推進機構の近兼敏客員教授が企画した。

 授業を受けたのは12~13歳の約20人。大崎さんの指導で墨をするところから始め、半紙にウクライナの「宇」や「平和」の文字を書いた。書道用具は寄付で集まったものを学校に送った。終了後、女子生徒は大崎さんらに日本語で「書道はおもしろい。ありがとう」と話した。

 この学校では日本と中国の武道を教えており、日本に興味を持つ子どもが多いという。

(2024年02月29日 21時26分 更新)

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