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軍備増強は「独立の保証」 ロシア大統領、戦略核の充実強調

 22日、ロシア中部タタルスタン共和国で、長距離戦略爆撃機ツポレフ160Mに搭乗した後、記者団に話すプーチン大統領(右)(ロシア大統領府提供、タス=共同)
 22日、ロシア中部タタルスタン共和国で、長距離戦略爆撃機ツポレフ160Mに搭乗した後、記者団に話すプーチン大統領(右)(ロシア大統領府提供、タス=共同)
 ロシアのプーチン大統領は23日、戦略核兵器を含めた軍備の充実が「自由で独立したロシア発展の保証となる」と述べ、ウクライナ侵攻で対立を深める欧米などを念頭に、軍事力増強を進める考えを示した。軍関係者の祝日「祖国防衛者の日」に合わせた映像メッセージで表明した。

 プーチン氏は、大陸間弾道ミサイル(ICBM)など戦略核兵器の95%が最新型に更新され、うち潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)についてはほぼ100%を更新したと指摘した。

 最新の戦略原潜が昨年末に就航し、「ここ数日でも」4機の核兵器搭載可能な長距離戦略爆撃機ツポレフ160Mが軍に引き渡されたとし、核戦力の向上を強調した。

(2024年02月23日 09時59分 更新)

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