山陽新聞デジタル|さんデジ

米で核発射検知技術を盗んだ疑い 司法省、中国系技師を逮捕

 米司法省=2020年12月、ワシントン(ロイター=共同)
 米司法省=2020年12月、ワシントン(ロイター=共同)
 【ラスベガス共同】米司法省は7日、核ミサイルの発射を検知する赤外線センサーの設計図などを勤務先の研究開発企業から盗み出した容疑で、カリフォルニア州サンノゼの中国系技師の男(57)を逮捕したと発表した。司法省は、男が別の企業に勤務していた頃、中国政府に情報提供をしようとしたことがあったとしている。

 司法省によると男は昨年、同州の企業が所有する3600以上のファイルを自身のストレージ(記憶装置)に移した疑い。宇宙で極超音速ミサイルや弾道ミサイルの追跡に使われるセンサーの設計図も含まれる。

 男は中国出身で、11年に米国の市民権を取得した。

(2024年02月08日 11時58分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ