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後楽園「芝焼き」炎で黒く衣替え 入園者「コントラスト美しい」

大勢の入園者が見守った後楽園の「芝焼き」
大勢の入園者が見守った後楽園の「芝焼き」
 岡山市の後楽園で7日、春に向けた恒例の「芝焼き」が行われた。冬枯れの芝生が炎に包まれ、黒く様変わりする“衣替え”の光景を大勢の入園者が堪能。4月上旬には新芽が生え始め、緑の芝生になっていくという。

 作業員約10人が芝生の外周に沿って、たいまつで点火。「ぱちぱち」と音を立て、白煙を巻き上げながら燃え広がり、芝を焦がした。

 友人と訪れた同市中区の入園者(57)は「炎で黄金色と漆黒の芝のコントラストができて美しい。空に上る煙が竜のようで縁起も良さそう」と笑顔で話した。

 7日の芝焼きは途中、雨で中止となり、9日にも行われる。

 後楽園によると、芝焼きは病害虫の駆除や芽吹きをそろえるため、1965年から実施。新型コロナウイルス禍で一時中止するなどし、入園者を迎えての芝焼きは昨年から再開された。

(2024年02月07日 18時47分 更新)

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