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クリスマスローズの出荷最盛期 真庭の農園、気品あふれる姿

出荷最盛期を迎えた片山農園のクリスマスローズ
出荷最盛期を迎えた片山農園のクリスマスローズ
 寒さに強く、気品あふれる姿から「冬の貴婦人」とも呼ばれるクリスマスローズの出荷が、真庭市内の農園で最盛期を迎えている。

 キンポウゲ科の多年草で、発達したがくが花びらのように見えるのが特徴。雪や霜から身を守るために下向きに咲く。

 片山農園(同市種)は岡山県内では珍しい栽培農家で、独自に交配した30種類をビニールハウスで育てる。白、紫、黄、ピンクなどさまざまな色合いに、形も一重咲きから、半八重、八重咲きまでバリエーションに富む。

 「冬に咲き成長する数少ない花。がくは花びらと違い“落ちない”ので、受験生への贈り物などに勧めたい」と片山雅博代表(41)。2月末にかけて関西や東海、九州などに計約6千株を出荷するほか、同農園や、ゆめタウン久世(同市惣)内の「フローリストみつおか」でも販売する。

(2024年01月23日 07時07分 更新)

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