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能登被災地へ災害医療チーム派遣 岡山県医師会 避難所などで活動

松山会長(右)から激励を受けて出発する吉井医師(左端)らのチーム
松山会長(右)から激励を受けて出発する吉井医師(左端)らのチーム
 岡山県医師会は19日、能登半島地震の被災地支援のため、災害医療チーム「JMATおかやま」の第1陣を石川県へ派遣した。22日まで被災者の健康管理や感染症対策、治療などに当たる。

 石川県医師会の要請を受け、吉井外科内科クリニック(岡山市東区瀬戸町沖)の吉井荘哲医師と看護師2人、事務員1人を派遣。鉄道で移動し、石川県庁のJMAT調整本部を訪れた後、避難所などで活動するという。

 19日朝に岡山県医師会館(同市北区駅元町)で出発式があり、吉井医師が「普段の外来診療の延長のつもりで、落ち着いて活動してきます」とあいさつ。松山正春会長は「避難所で低体温症のリスクが高まっていることが課題になっていると聞く。被災者に寄り添った支援をお願いしたい」と激励した。

 県医師会は第2陣以降も編成し、2月6日まで活動する予定を立てている。その後も継続して派遣する見通し。

 JMATは日本医師会が組織するチーム。災害発生直後に救急医療などに当たる「DMAT」に対し、長期的に活動して被災者の健康を守る。

(2024年01月19日 10時39分 更新)

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