山陽新聞デジタル|さんデジ

能登地震 支援チームを現地へ派遣 岡山、広島県内の団体や自治体

車に使い捨てカイロを積み込む大西さん(右)と林さん=岡山市北区伊福町
車に使い捨てカイロを積み込む大西さん(右)と林さん=岡山市北区伊福町
ドローンや小型蓄電池などの機材を車に積み込む赤磐市職員
ドローンや小型蓄電池などの機材を車に積み込む赤磐市職員
 能登半島地震を受け、国際医療ボランティアAMDA(本部・岡山市北区)をはじめ、岡山、広島県内の民間団体や自治体が1日夜から2日にかけ、続々と支援チームを現地に派遣した。被害状況の把握や被災者の救援活動などに当たる。

 AMDAでは2日正午ごろ、本部職員の大西彰さん(56)=岡山市=とボランティアの林篤志さん(33)=倉敷市=が使い捨てカイロ約600個などを車に積み込んで出発。石川県庁の災害対策本部を訪れた後、避難所などを回って支援ニーズを聞き取る。滞在日数は未定。現地の状況を踏まえ、医師や看護師の派遣といった医療支援も検討する。

 総社市は2日、石川県七尾市に職員3人を派遣。6日まで現地の市職員とともに被災状況の把握に当たる。3日には同県かほく市にペットボトルの飲料水(500ミリリットル入り)4800本を送る。必要に応じて職員や物資の追加派遣・提供を行う。

 赤磐市も2日、職員3人が小型無人機ドローン1機と小型蓄電池3個を車に積み込み現地に向かった。6日まで滞在し同地震の支援職員派遣窓口の石川県小松市役所で支援ニーズの確認などを行う。救援物資の発送も検討する。

 広島県神石高原町のNPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」は医師や看護師ら16人と救助犬2匹を派遣した。第1陣は1日夜に陸路、第2陣は2日午前に空路で石川県珠洲市に向けて出発。2週間をめどに被災者の捜索や医療支援に取り組む。

(2024年01月02日 21時02分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ