認定ＮＰＯ法人の国際医療ボランティアＡＭＤＡ（岡山市北区伊福町）は２９日までに、菅波茂理事長（７７）が退任し、１８日付で同市出身の医師佐藤拓史さん（５８）＝福岡市在住＝が新理事長に就いたと発表した。

　ＡＭＤＡによると、菅波氏は喜寿（７７歳）を迎え、ＡＭＤＡが来年設立４０周年の節目となることから退くという。佐藤新理事長は救急医療などが専門で、２０１５年のネパール大地震の活動から加わり、これまで国内外の災害医療支援をはじめ、海外への日本の医療技術移転に携わってきた。

　理事長交代に合わせ、難波妙理事（６０）＝総社市＝が新たに副理事長に就任した。

　ＡＭＤＡは１９８４年設立。災害や紛争発生時、医療・保健衛生分野を中心に緊急人道支援活動を行う。他にＡＭＤＡインターナショナル、認定ＮＰＯ法人ＡＭＤＡ社会開発機構（岡山市）などの団体と国内支部、クラブでグループを構成しており、菅波氏は引き続きグループ代表を務める。