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小田川バイパス 堤防上道路が完成 倉敷・真備、開通前に住民ら歩く

開通前の岡山県道バイパス(手前)と自転車・歩行者専用道を歩く地元住民ら
開通前の岡山県道バイパス(手前)と自転車・歩行者専用道を歩く地元住民ら
小田川バイパス 堤防上道路が完成 倉敷・真備、開通前に住民ら歩く
 西日本豪雨で甚大な被害を受けた倉敷市真備町地区を流れる小田川と高梁川の合流点付け替え工事に伴い、新設された小田川バイパス堤防沿いの岡山県道バイパス(同市船穂町柳井原地区)などで23日、完成記念イベントが開かれ、地元住民らが開通前の新しい道路を一足早く歩いた。

 完成したのは「県道下原船穂線バイパス」(約760メートル)と堤防上の自転車・歩行者専用道「堤防天端道路」(約2キロ)で、イベントは国土交通省高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所が主催。家族連れらが車道で記念撮影したり、自転車で走ったりして地域の新たな景色を楽しんでいた。高所作業車の体験乗車やスーパーカーの展示もあった。

 柳井原小学校区コミュニティ協議会長の安藤貴友さん(77)は「開通でより便利になって人が集まり、地域が明るく発展していくことを期待している」と話していた。

 付け替え工事は2019年6月に着手し、進捗率90%(15日現在)。総事業費は約474億円。両道路は25日午前10時に開通する。

(2023年12月23日 17時21分 更新)

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