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交通事故目撃 応急処置し人命救助 瀬戸高の水元さん 日赤社長表彰

上原事務局長(右)から表彰状を受け取る水元さん
上原事務局長(右)から表彰状を受け取る水元さん
 交通事故の負傷者に応急処置を行い人命救助に貢献したとして、瀬戸高(岡山市東区瀬戸町光明谷)の3年水元優来(ゆら)さん(17)が日本赤十字社(東京)の社長表彰を受けた。

 水元さんや日赤県支部などによると8月23日夕、母親の車に同乗していた際、同市東区城東台地区の交差点で車同士の衝突事故を目撃。すぐに119番し、横転した車から女性を助け出した。腕から出血していたため、車内にあった女性の服を巻いて止血、救急車の到着まで寄り添った。

 水元さんは7月に同高で日赤の救急法講習を受けていたという。「早く助けたいと無我夢中だった。講習で学んだ止血法を思い出し、救助に役立ててよかった。経験を生かして、看護師になる夢を実現したい」と話した。

 同高で11月30日に表彰式があり、同支部の上原毅事務局長から表彰状が贈られた。

(2023年12月01日 17時03分 更新)

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