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事故想定 電柱から作業員救助 岡山市消防局と中電ネットが訓練

ロープを使って電柱から作業員を救出する隊員
ロープを使って電柱から作業員を救出する隊員
 配電施設での事故に対応しようと、岡山市消防局と中国電力ネットワーク岡山ネットワークセンター(同市北区青江)は28日、電柱から作業員を救出する訓練を同社の三蟠訓練施設(同市中区江並)で行い、手順を確認した。

 高さ12メートルの電柱で作業中、体調不良になった作業員が自力で下りられなくなった―との想定で、同社と岡山北消防署特別高度救助隊の計11人が参加。駆け付けた隊員は社員から設備の危険箇所などを聞き取ってから電柱に登り、滑車が付いたロープで作業員を慎重に地上へ下ろした。

 同センターの信岡義弘副所長は「互いの動きが分かり、今後もさまざまな想定で訓練を継続したい」。救助に当たった玉井寛之隊員は「訓練を通して電線の位置などを確認できた。救助隊で情報を共有し、有事の際に生かしたい」と話していた。

(2023年11月28日 12時57分 更新)

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