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豪雨災害の対策考えるシンポ開催 岡山で1月 地域防災の課題探る

 豪雨災害の対策を考えるシンポジウム「気候変動時代の豪雨災害に備える~西日本豪雨5年の歩みから学ぶ」(公益財団法人・ひょうご震災記念21世紀研究機構、朝日新聞社主催、山陽新聞社共催)が来年1月27日、岡山市北区柳町の山陽新聞社さん太ホールで開かれる。倉敷市真備町地区をはじめ岡山県内に甚大な被害をもたらした西日本豪雨から5年が過ぎる中、地域防災の現状と課題を探り、市民の防災意識を高める。

 気象レーダーを使った豪雨・洪水予測に長年携わる京都大防災研究所の中北英一教授が基調講演。線状降水帯が集中豪雨を生じさせた西日本豪雨の状況に触れ、地球温暖化との関係や防災・減災に向けて歯止めをかける必要性について説明する。

 パネルディスカッションは、豪雨に関する県災害検証委員会メンバーの木村玲欧兵庫県立大教授、真備町で被災者支援の陣頭指揮を執った伊東香織倉敷市長、同町の市民防災グループ代表を務める津田由起子さん、取材中に同町の自宅が被災した古川和宏山陽新聞社報道部副部長の4人が登壇。当時の教訓をどう生かし、災害に強いまちづくりにつなげるかを話し合う。

 午後1時半~同5時。参加無料。先着200人。オンライン配信も行う。いずれも事前申し込みが必要。問い合わせは21世紀研究機構研究戦略センター(078―262―5713)。

(2023年11月28日 11時55分 更新)

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