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踏切事故、不審者対応へ連携確認 JR西、宇野駅で警察消防と訓練

負傷者の搬送手順を確かめる警察官、消防隊員ら
負傷者の搬送手順を確かめる警察官、消防隊員ら
 JR西日本は22日、踏切事故や不審者への対応訓練をJR宇野駅(玉野市築港)で行った。警察、消防と連携し、負傷者の搬送や乗客の安全確保の手順を確かめた。

 同社と県警鉄道警察隊、玉野、倉敷市の消防関係者ら約60人が参加。踏切事故は車両内で複数人が負傷した想定で行い、運転士と車掌が輸送指令や乗客に状況を迅速に伝え、到着した警察官は現場検証を進めた。消防隊員は負傷者から状態を聞き取り、自力で歩けない人は担架で救出した。

 列車内で刃物を持って暴れる不審者を想定した訓練もあり、JR西社員が乗客を別車両へ避難させ、警察官が犯人の身柄を取り押さえる手順を確認した。

 宇野みなと線、瀬戸大橋線を統括する高橋佳和児島管理駅長は「有事の対応への理解を深められた。乗客の安全を守るため今後も連携を強めたい」と話した。

(2023年11月27日 17時54分 更新)

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