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OPECプラス、異例の延期 生産水準の協議難航か

 ウィーンのOPEC本部に掲げられたロゴ=2020年4月(ロイター=共同)
 ウィーンのOPEC本部に掲げられたロゴ=2020年4月(ロイター=共同)
 【ロンドン共同】石油輸出国機構(OPEC)は22日、非加盟の産油国を含めた「OPECプラス」の閣僚級会合を当初予定の26日から30日に延期すると発表した。開催直前に日程を4日も先延ばしにするのは異例。米ブルームバーグ通信は、日量100万バレルの大規模な自主減産を実施しているサウジアラビアが他国の生産水準に不満を示し、協議が難航していると報じた。

 OPECプラスは6月、原油価格を維持するために来年末まで協調減産の枠組みを延長する方針を決めた。しかし、ニューヨーク原油先物相場は、イスラム組織ハマスがイスラエルを攻撃した10月上旬に一時、1バレル=90ドル台を超えたが、その後は下落した。

(2023年11月23日 19時07分 更新)

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