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地価上昇地点、98%に拡大 主要都市、回復傾向が鮮明に

 国土交通省
 国土交通省
 国土交通省が17日公表した10月1日時点の地価動向報告によると、三大都市圏と主な地方都市計80地点の98%に当たる78地点が上昇した。残る2地点は横ばいだった。上昇地点の割合は前回7月時点から5ポイント拡大。前回横ばいだった商業地6地点のうち4地点が上昇に転じた。住宅地は引き続き全地点が上昇した。新型コロナウイルス禍の影響が弱まり、店舗やオフィスの需要の回復傾向が鮮明となった。

 横ばいから上昇に転じたのはいずれも東京都心部のオフィス街で、千代田区の丸の内や港区の六本木など。国交省の担当者は「コロナ禍でテレワークを取り入れた企業が、出社に切り替えたのが要因だ」と分析した。

(2023年11月17日 19時15分 更新)

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