岡山県内の障害のある人たちが創作した美術作品を紹介する「第７回きらぼし★アート展」（赤磐市、岡山障害者文化芸術協会、同展実行委主催）が１１日、同市桜が丘東の桜が丘いきいき交流センターで開幕した。自由で個性あふれる秀作が並び、来場者を魅了している。１９日まで。

　絵画、造形、写真の３部門に過去最多の３３８点が寄せられ、１次審査を通過した１３７点（絵画８６点、造形３０点、写真２１点）を展示している。

　入賞作１７点の発表もあり、最優秀のきらぼし大賞は石原明日香さん＝岡山市＝の点描画「ＤＯＧＵ～太古の祈り～」。金、銀、青色などの点を丹念に重ね、土偶をきれいに仕上げた点が評価された。

　輝く銀河をイメージした絵画や、猫の絵を飾った椅子を並べ教室に見立てた大作もあり、同市北区、保育士の女性（３４）は「感性豊かで丁寧な作品ばかり。制作にかける熱意が伝わってきた」と話した。

　午前１０時～午後４時（最終日は同３時まで）。入場無料。１２日午後１時から表彰式、同１時半からバイオリニスト長坂拓己さんとピアニスト川嶋絢さんのコンサートがある。

　他の入賞者は次の皆さん（敬称略）。

　絵画賞　尾崎祥子、小野尚子、Ａｎｇｅｌ　Ｙｕｋｉ、デイセンターあかしや▽絵画新人賞　海太郎、小川双太、宇田光志▽造形賞　尾崎祥子、東備支援学校小学部６年、小枝正和、山根暁、倉敷まきび支援学校中学部２年生▽写真賞　福島綾美、ルグラン・エリエット・ナイルズ▽赤磐市長賞　宇田光志▽同市議会議長賞　馬木駿