山陽新聞デジタル|さんデジ

無料開放、北上線にぎわう JR初、赤字線活性化へ

 ほっとゆだ駅に到着したJR北上線車両=9日午前、岩手県西和賀町
 ほっとゆだ駅に到着したJR北上線車両=9日午前、岩手県西和賀町
 岩手、秋田両県を結ぶJR北上線で9日、運賃無料で全線を利用できるキャンペーンが始まり、観光客や沿線住民らでにぎわった。鉄路の無料開放は、JR各社で初の試み。赤字が続く北上線の利用促進が狙いで、ローカル鉄道活性化の弾みとなるか注目される。

 北上線は北上(岩手県北上市)―横手(秋田県横手市)の61・1キロ。無料期間は12日までの4日間で、事前配布された計6500枚の乗車票を持つ人が乗車できる。

 午前8時半前、北上線の中間に位置するほっとゆだ駅(岩手県西和賀町)に乗客が降り立ち、駅構内にある温泉施設などを目指した。

 無料期間中は通常ダイヤに加え北上―ほっとゆだ間を往復する臨時列車を運行。

(2023年11月09日 11時20分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ