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感染者移送費1969万円は不当 22年度会計検査院 岡山県に指摘

岡山県庁
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 会計検査院が7日公表した2022年度決算検査報告で、岡山県関係では、県が新型コロナウイルス感染者の移送費用として国から交付を受けた1969万円が不当とされた。広島県も同様に1941万円が不当と指摘を受けた。いずれも返還予定という。

 対象となったのは、感染拡大防止のため、コロナ感染者をタクシーなどで宿泊療養施設へ移送する際にかかった経費に対する国交付金。22年度分として岡山県は53億1816万円、広島県は73億1875万円の交付を受けたが、この中に対象外となる病院への移送費が含まれていた。

 この他、岡山大はeラーニングシステム導入に対するサーバーの購入補助金9482万円について、対象とならない複数年度の保守点検経費を含めて申請。647万円が不当とされた。既に返還手続きを行ったとしている。

(2023年11月07日 20時42分 更新)

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