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「チャットGPT」を改造 目的別の対話型AI簡単に

 開発者会議で話す米オープンAIのアルトマン最高経営責任者(CEO)=6日、米サンフランシスコ(ゲッティ=共同)
 開発者会議で話す米オープンAIのアルトマン最高経営責任者(CEO)=6日、米サンフランシスコ(ゲッティ=共同)
 【ニューヨーク共同】米オープンAIは6日、対話型AI「チャットGPT」をベースにして開発者が目的別のさまざまな対話型ソフトを作れる新機能を発表した。特定のゲームのルールを教えたり、子どもに算数を教えたりする対話型ソフトを作り、共有することなどが可能。また、チャットGPTの基盤技術である言語モデルの最新版「GPT―4ターボ」も公表した。

 同社初の開発者会議で公開した。新機能を使えば対話型ソフトを「誰でも簡単に構築できる」と説明している。米アップルやグーグルのアプリ市場のように、開発者が作ったさまざまな対話型ソフトを販売するサイト「GPTストア」も今月中に立ち上げることも明らかにした。

 GPT―4ターボは300ページを超える文書を扱えるようになり、回答を音声で読み上げるのも可能。今年4月までのデータで構築されているため、最近の事象に関する質問に答えられるという。

 サム・アルトマンCEOは週間のユーザー数が約1億人に上っていると紹介し、「世界で最も広く使われているAIプラットフォームだ」と訴えた。

(2023年11月07日 07時47分 更新)

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