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高速道多重事故 安全確実な救助を 岡山で警察や消防など連携訓練

多重事故に備える訓練で、負傷者を搬送する消防隊員ら
多重事故に備える訓練で、負傷者を搬送する消防隊員ら
 高速道路での多重事故に備える訓練が6日、岡山市北区富原の西日本高速道路岡山高速道路事務所であり、警察や消防など関係機関が現場付近の安全確保や負傷者の搬送などで連携を確認した。

 岡山、倉敷、高梁市など岡山県内7市・地区の消防機関、県警高速隊などから約40人が参加。岡山自動車道賀陽インターチェンジ付近で、事故をした軽乗用車にワゴン車、タンクローリーが追突し、負傷者が大勢出ている―との想定で行った。

 県警高速隊員と西日本高速道路の交通管理隊は、後続車が巻き込まれないよう交通規制を実施。消防隊員は事故で車内に閉じ込められた人に駆け寄り「聞こえますか」などと呼びかけながら、ドアを取り外して救出した。軽乗用車から出火したとして放水も行った。

 岡山市消防局警防課の奥田義隆課長補佐は「複数の負傷者がいる状況で迅速に対応できた。各機関で訓練の課題を共有し、安全で確実な救助に努めたい」と話した。

(2023年11月06日 13時10分 更新)

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