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墓地や道路、30日に避難解除 福島県富岡町の復興拠点

 国や県との協議終了後、記者会見する福島県富岡町の山本育男町長=6日午前、富岡町
 国や県との協議終了後、記者会見する福島県富岡町の山本育男町長=6日午前、富岡町
 東電福島第1原発事故に伴う福島県富岡町の帰還困難区域のうち、特定復興再生拠点区域(復興拠点)に指定されている集会所や共同墓地、それらにつながる計約7・2キロの道路は30日に避難指示が解除されることになった。国と県、町が6日、町内で協議して合意した。通行や墓参が自由になるものの、居住を再開できる土地は含まない。6町村に設定された復興拠点の避難解除はこれで完了する。

 富岡町の復興拠点を巡っては、夜の森地区を中心とした約3・9平方キロが4月1日に解除された。今回の解除エリアでは、国が対象施設や道路の外縁を含め計約0・4平方キロを除染。当初の計画より除染に時間がかかり、解除が遅れた。

(2023年11月06日 12時27分 更新)

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