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商店街で高校生サンタが贈り物 12月に岡山東商高生、支援募る

プロジェクトに向け話し合うCFチームのメンバー
プロジェクトに向け話し合うCFチームのメンバー
 岡山東商業高(岡山市中区東山)の3年生が、同市の表町商店街の買い物客に抽選でクリスマスプレゼントを贈るプロジェクト「高校生サンタがやってくる。2023」を進めている。プレゼント購入費などをクラウドファンディング(CF)で募っている。

 授業の課題研究で「ベンチャービジネス講座」を受講する15人が、商店街のレトロな雰囲気や多彩で個性的な店、商店主との触れ合いといった魅力を子どもたちに知ってもらおうと企画した。

 市表町商店街連盟の加盟店約230店で22日~12月10日に買い物をした人に金額にかかわらず用紙を配布。欲しい物や連絡先を記入して商店街内の応募箱に投函(とうかん)してもらう。贈呈可能な品を対象に抽選し、12月21、22日にサンタクロースに扮(ふん)した生徒が指定場所で手渡す。

 4回目となる今年はフードロス削減もテーマに活動。CFの資金の一部で規格外野菜を使ったスコーンを開発し、販売実習「東商デパート」(11月11日、岡山ドーム)などでの売り上げをプレゼント代に充てる。

 目標額は20万円。CFは山陽新聞社や中国銀行が運営する「晴れ!フレ!岡山」のサービスで30日まで募る。返礼品は生徒お薦めの商店街の菓子や同高オリジナルのソースとポン酢のセットなど。

 CFチームのリーダー窪田すずほさん(18)は「子どもたちを笑顔にするプロジェクトで商店街を盛り上げ、社会課題の解決にもつなげたい」と支援を呼びかける。

 詳細や支援は専用サイト(https://readyfor.jp/projects/132118)。

(2023年11月04日 15時51分 更新)

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