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「大ちゃん」元大関朝潮が死去 長岡末弘さん、67歳

 立ち合いでぶつかる朝潮=1985年1月、両国国技館
 立ち合いでぶつかる朝潮=1985年1月、両国国技館
 朝潮
 朝潮
 1980年5月、大相撲夏場所で北の湖(左)を押し出しで破る朝潮(当時朝汐)=蔵前国技館 
 1980年5月、大相撲夏場所で北の湖(左)を押し出しで破る朝潮(当時朝汐)=蔵前国技館 
 1981年7月、大相撲名古屋場所で敢闘賞の高見山(右)と殊勲賞の朝潮(当時朝汐)=愛知県体育館
 1981年7月、大相撲名古屋場所で敢闘賞の高見山(右)と殊勲賞の朝潮(当時朝汐)=愛知県体育館
 長岡末弘さん
 長岡末弘さん
 大相撲の元大関朝潮で大きな体と陽気な性格から「大ちゃん」の愛称で親しまれた長岡末弘(ながおか・すえひろ)さんが死去したことが3日、日本相撲協会関係者の話で分かった。67歳だった。高知県出身。葬儀・告別式は未定。関係者によると、がんを患っており、春先から体調が優れなかったという。

 近畿大時代に2年連続で学生横綱とアマチュア横綱に輝き、1978年春場所に高砂部屋から幕下付け出しで初土俵。強烈な突き、押しを武器に幕下、十両を各2場所で通過するスピード出世で注目され、部屋伝統のしこ名を受け継いだ。

 三賞は14度受賞。83年春場所後に大関昇進を果たし、85年春場所で初優勝を遂げた。89年春場所で引退するまで大関を36場所務めた。特に横綱北の湖戦では13勝7敗(不戦勝1を含む)と強さを発揮した。

 引退後は若松部屋を率いた後、2002年2月に高砂部屋を継承。朝青龍を横綱に育て上げたが、度重なる不祥事で監督責任も問われた。

(2023年11月03日 23時13分 更新)

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