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急斜面の山道 県内外626人挑む 真庭、新庄でトレイルラン大会

山道を力走するランナーたち
山道を力走するランナーたち
 岡山県北の真庭市蒜山地域と新庄村の起伏に富んだ山道を駆け抜けるトレイルランニング大会「フォレストレイル」(実行委主催)が22日、同市蒜山上福田の観光施設グリーナブルヒルゼンを発着点に開かれ、県内外の626人が挑んだ。

 鳥取県境の三平山(1010メートル)や朝鍋鷲ケ山(1074メートル)を尾根伝いに走り毛無山山の家(同村)で折り返すロング(67キロ)、三平山や同市・鳩ケ原のススキ群生地を通るミドル(38キロ)、豊かなブナ林を抜けるショート(16キロ)の3コースで実施。午前5時出発のロングを皮切りにコースごとにスタートした。

 ランナーは、ぬかるみや木の根に足を取られながらも急斜面を疾走。朝日にきらめく雲海や遠くに見える雄大な蒜山三座、大山といった絶景も楽しんだ。

 8時間25分10秒でロング1位に輝いた神戸市の会社員市毛富士雄さん(25)は「山頂から見えたきれいな雲海が印象的だった」と笑顔で話した。

 ミドルは同市の高村颯さん、ショートは真庭市の岩本将弘さんが制した。

(2023年10月22日 19時55分 更新)

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