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「ダンソン」令和の子もとりこ? その理由をリズムの専門家が分析

「ダンソン」のリズムで踊る子どもたち
「ダンソン」のリズムで踊る子どもたち

 「ダンソン! フィーザキー トゥーザティーサーザ コンサ!」。

 かつて一世を風靡(ふうび)したお笑いコンビ「バンビーノ」のリズムネタが、令和の子どもたちをとりこにしている。X(旧ツイッター)やティックトックでは子どもたちの踊りが多数投稿されている。2014年の「キングオブコント」で披露されてブームを巻き起こしたネタが10年近くの時を経て、なぜ子どもたちの心を「ニーブラ」するのか。その秘密を探るべく、リズムを使った運動指導をする専門家にたずねてみた。

 リズムネタは「ダンスィングフィッソン族」という架空の民族が、「ダンソン」と歌いながら、独特のステップで獲物を引きつけ、近づいてきたところを「ニーブラ!」と言って捕まえるもの。SNSの最近の投稿でも、「外から小学生の元気な『ダンソン!(中略)』が聞こえてきてゲラついています」「今更ダンソンが急に流行り始めた男児が家でもめっちゃダンソンしてるんだけど」「今うちではダンソンフィーザキーが流行り」といったコメントがある。本家さながらのキレキレの動きで元気いっぱいに狩りをする子どもたちの動画も上がっている。

 どうして再び子どもの心をつかんでいるのか。子どもたちの母親に確認したところ、「YouTubeで動きを見せたらはまった」「同じ保育園の友達がしていたのをまねるようになった」など、明確な理由は分からない。それにしても動きを見た子どもたちがまねしたくなるのはなぜなのか。一般社団法人スポーツリズムトレーニング協会(岡山県津山市)代表理事の津田幸保さん(48)が、子どもを夢中にする三つのポイントを教えてくれた。...
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(2023年10月18日 09時40分 更新)

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