【エルサレム共同】イスラエル軍報道官は15日、イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザの北部から、約60万人が南部へ移動したと述べた。ガザへの地上侵攻を準備する軍が避難を要請していた。軍は民間人の被害を最小限にすると主張しており、侵攻への環境が整いつつあるもようだ。人道支援のためガザ南部のエジプトとの境界検問所が再開される見通しになったが、地上侵攻が行われれば危機の深刻化は不可避の状況だ。
報道官はハマスだけでなく、交戦が激化する隣国レバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラに対する戦線拡大の準備もできていると述べた。「軍は二つの戦線、それ以上の戦線で作戦を遂行できる」と強調した。
ブリンケン米国務長官は15日、ガザ住民を支援するため、ガザ南部のエジプトとの境界検問所が再び開かれる見通しになったと述べた。訪問先のエジプトで記者団に語った。イスラエル軍はガザ北部の住民に24時間以内の南部への避難を通告しており、国連によると、対象は約110万人。
報道官はハマスだけでなく、交戦が激化する隣国レバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラに対する戦線拡大の準備もできていると述べた。「軍は二つの戦線、それ以上の戦線で作戦を遂行できる」と強調した。
ブリンケン米国務長官は15日、ガザ住民を支援するため、ガザ南部のエジプトとの境界検問所が再び開かれる見通しになったと述べた。訪問先のエジプトで記者団に語った。イスラエル軍はガザ北部の住民に24時間以内の南部への避難を通告しており、国連によると、対象は約110万人。
(2023年10月16日 10時23分 更新)