岡山市は11日、2024年度の市立放課後児童クラブ(学童保育)の定員について、小学校の特別教室の活用などで前年度より231人増の6241人となると発表した。24年度は約1万50人の入所申請を見込み、現時点では地域や民間のクラブを合わせても600人程度の待機児童が発生する見通しも明らかにした。
市内の学童保育の在籍児童数は23年5月1日時点で9410人。待機児童数は対象が全学年に拡大した15年度以降で最多の193人に上り、市が定員の見直しを検討していた。
定員増は14クラブで実施。既存施設のレイアウト変更で活動面積を拡大するほか、時間を限って図工室や家庭科室を活用する「タイムシェア」を導入する。さらに特に需要が高まっている5小で専用施設を整備しており、23年度中に完成予定の芳明、中山の2小で計約100人の受け入れが可能となるという。
一方、共働き家庭の増加や保育環境の整備が進んだことを背景に、小学校入学後も子どもの預かりを希望する家庭は増加傾向。25年度の入所申請は24年度より多い約1万300人と推計している。
市は8月、待機児童を25年度で解消する目標を公表しており、タイムシェアの拡大などで受け皿確保を進める方針。11日の記者会見で大森雅夫市長は「1人でも多く受け入れて保護者の負担を減らし、仕事ができる環境をつくっていきたい」と述べた。
市は24年度の入所に向けた1次募集を23日~11月17日に行う。
市内の学童保育の在籍児童数は23年5月1日時点で9410人。待機児童数は対象が全学年に拡大した15年度以降で最多の193人に上り、市が定員の見直しを検討していた。
定員増は14クラブで実施。既存施設のレイアウト変更で活動面積を拡大するほか、時間を限って図工室や家庭科室を活用する「タイムシェア」を導入する。さらに特に需要が高まっている5小で専用施設を整備しており、23年度中に完成予定の芳明、中山の2小で計約100人の受け入れが可能となるという。
一方、共働き家庭の増加や保育環境の整備が進んだことを背景に、小学校入学後も子どもの預かりを希望する家庭は増加傾向。25年度の入所申請は24年度より多い約1万300人と推計している。
市は8月、待機児童を25年度で解消する目標を公表しており、タイムシェアの拡大などで受け皿確保を進める方針。11日の記者会見で大森雅夫市長は「1人でも多く受け入れて保護者の負担を減らし、仕事ができる環境をつくっていきたい」と述べた。
市は24年度の入所に向けた1次募集を23日~11月17日に行う。
(2023年10月11日 11時41分 更新)