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気球に乗って造山古墳を観賞 岡山の専門学校生がイベント開催

気球に乗って造山古墳(右奥)を眺める参加者
気球に乗って造山古墳(右奥)を眺める参加者
 全国4位の規模を誇る前方後円墳・造山古墳(岡山市北区新庄下)を気球に乗って観賞するイベントが7日、現地で開かれた。企業人や公務員を目指す専門学校ビーマックス(同島田本町)の学生による企画で、観光プラン化を目指す。

 学生は地域の課題を探る授業の一環で、造山古墳を案内する住民団体「造山古墳蘇生会」と2年間交流。歩いて登れる古墳として日本一の大きさといった魅力を広め、活性化につなげようと1、2年生15人が発案した。

 古墳近くの田んぼに、業者に発注した熱気球(高さ20メートル、直径15メートル)を用意し、蘇生会の定広好和会長(77)や協力企業、住民、学生らが3、4人ずつゴンドラに搭乗。高度約15メートルまで上昇して普段は目にできない眺めを楽しみ、その大きさや墳形を確かめた。

 定広会長は「話題性があって面白い。古墳の注目度アップにつながれば」。2年生(20)は「引き続き造山古墳をテーマにしたイベントを考え、興味を持つきっかけづくりに貢献したい」と話した。

(2023年10月10日 16時58分 更新)

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