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創志 3年ぶり4度目の優勝 秋の岡山県高校野球

【創志学園―城東】1回表創志学園1死満塁、田中の中前打で三走に続いて二走杉山(右)が生還。3―0とする=倉敷マスカット
【創志学園―城東】1回表創志学園1死満塁、田中の中前打で三走に続いて二走杉山(右)が生還。3―0とする=倉敷マスカット
 秋の岡山県高校野球大会(山陽新聞社後援)最終日は7日、倉敷市のマスカットスタジアムであり、決勝は創志学園が城東を10―6で下し、3年ぶり4度目の優勝を飾った。

 創志学園は豊島、亀谷の本塁打など12安打と打線が機能し10得点。9安打の城東に追い上げられたものの、八回2死から3番手で登板した左腕山口が打者4人を完璧に抑え、逃げ切った。前任の東海大相模(神奈川)で甲子園優勝4度の門馬監督にとって初の県制覇。

 3位決定戦は学芸館が総社南を9―2の七回コールドで退けた。今大会の4強は、27日からマスカットスタジアムと倉敷市営球場で行われる中国大会に出場する。来春のセンバツの重要な選考資料となる大会は16校が争い、21日に組み合わせ抽選会がある。

 ▽決勝

創志学園
330101002|10
012001020|6
城東

▽本塁打 豊島、亀谷
▽三塁打 賀陽、冨田▽二塁打 清板、冨田▽暴投 中野、国定2

 【評】創志学園は12安打に6犠打を絡め効率よく10得点。一回は賀陽、田中の連続適時打、二回に豊島の右越え3ランが飛び出し、早々に主導権を握った。四回は亀谷が貴重な右越えソロ。先発中野は7回4失点も要所で8三振を奪った。

 城東は二回に冨田、三回に清板の適時長打が出るなど追い上げたが及ばず。エース国定は151球の力投も九回に暴投で2点を失い、力尽きた。

 ▽3位決定戦

総社南
0020000|2
014040X|9
学芸館
(七回コールド)

▽三塁打 柳井、古謝▽二塁打 山田、柏谷、木村2

 【評】学芸館が快勝。1点を追う三回に木村の2点適時打をはじめ5単打を集め、五回は古謝が2点三塁打を放つなど、それぞれ大量4得点。古謝は3安打3打点、木村が4安打2打点と活躍した。主戦沖田は6回を5安打2失点にまとめた。

 総社南は三回2死から山田、柳井、柏谷の3連続長打で一時は逆転。投手陣が踏ん張れず、守備も乱れた。

(2023年10月07日 19時59分 更新)

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