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経産相「対馬の反対受け止める」 核ごみ処分場の文献調査

 西村康稔経済産業相
 西村康稔経済産業相
 長崎県対馬市の比田勝尚喜市長が原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査に応募しない意向を表明したことを受け、西村康稔経済産業相は3日の閣議後記者会見で「市長の意見、地域の声をしっかりと受け止め、今後、地域で議論や理解を深めてもらうために何が必要なのか検討していく」と述べた。

 比田勝氏は9月27日の市議会で、市民の合意形成の不十分さや、風評被害の懸念などを反対理由に挙げていた。

 西村氏は「政府として事業概要を説明し、質問や懸念に丁寧に答える努力をしてきたが、十分な理解を得られなかった」と述べ、今後も調査の拡大に取り組む考えを示した。

(2023年10月03日 13時19分 更新)

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