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総社南、城東、創志、学芸館4強 中国大会切符 秋の岡山県高校野球

【総社南―山陽】6回裏総社南2死二塁、山田の内野ゴロが敵失を誘い二走武田(右)が決勝のホームを奪う。左は次打者柳井=倉敷マスカット
【総社南―山陽】6回裏総社南2死二塁、山田の内野ゴロが敵失を誘い二走武田(右)が決勝のホームを奪う。左は次打者柳井=倉敷マスカット
 来春のセンバツにつながる秋の岡山県高校野球大会(山陽新聞社後援)第3日は30日、倉敷市のマスカットスタジアムなどで準々決勝4試合を行い、総社南、城東、創志学園、学芸館が準決勝に進み、中国大会出場を決めた。

 総社南は石垣、中曽の継投で今夏の全国選手権8強の山陽に1―0で零封勝ちし、秋は初の4強入りを果たした。城東は1点を追う八回に倉敷工を逆転し、4―1で勝利。創志学園は理大付を4―3で下し、学芸館は岡山東商を6―3で破った。山陽は2季連続の甲子園出場が厳しくなった。

 27日に開幕する中国大会は5年ぶりに岡山で開催され、総社南が初、城東は17年ぶり、創志学園は6年連続、学芸館は4年連続の切符を獲得した。

 第4日の1日は同スタジアムで午前9時から、学芸館―創志学園、城東―総社南の準決勝がある。

 ▽準々決勝

山陽
000000000|0
00000100X|1
総社南

▽二塁打 榎

 【評】総社南は先発石垣が5回1/3を5安打、左腕中曽が3回2/3を1安打に抑え無失点リレー。ともに緩急を武器に再三のピンチをしのいだ。打線は六回1死から古川がチーム唯一の安打を中前に放ち、代走武田が二盗。山田の内野ゴロが敵失を誘い1点をもぎ取った。

 山陽は満塁を2度逃すなど好機にバットが出ず12残塁。7回1安打の三浦の好投をふいにした。

倉敷工
000000010|1
00000004X|4
城東

▽二塁打 坂爪

 【評】城東は0―1の八回、伴の中前打と四球で1死一、二塁とし、高原が中前に同点打。なお2死満塁で森が三遊間深くに適時内野安打を放って勝ち越すと、冨田の2点打で突き放した。投げては主戦国定が制球良く最少失点で完投した。

 倉敷工は先発の1年陶山が7回3安打無失点と好投。八回に坂爪の適時二塁打で奪った1点を救援陣が守れなかった。

創志学園
002011000|4
100002000|3
理大付

▽二塁打 田中▽暴投 中野▽捕逸 桜木

 【評】創志学園が逃げ切った。先発中野が再三走者を背負いながら11奪三振、自責点0で完投した。打線は1点を追う三回2死一、三塁から賀陽の中前打で同点とし、続く田中の内野安打で勝ち越し。五、六回は四球や犠打を絡めて加点した。

 一回に平賀の犠飛で先制した理大付は好機に一本が出ず、11残塁。2死満塁と粘った九回も無得点に終わった。

学芸館
100020003|6
000100002|3
岡山東商

▽本塁打 大出

▽三塁打 小田▽二塁打 大出▽暴投 丹羽

 【評】学芸館が9安打6得点と効率よく攻めた。坂本が一回2死三塁で右前に先制打を運び、同点の五回1死二、三塁は左前に2点適時打。九回は坂本の3本目の適時打と小田の2点三塁打で突き放した。主戦沖田は8回1/3を2失点。

 岡山東商は四回に大出が同点ソロ。左腕藤原、右横手の片山が好投も4失点が四死球の走者ともったいなかった。

(2023年09月30日 21時17分 更新)

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